「小学校に入って一人で通学するのが心配…」
「共働きで、いつ家に着いたか分かるようにしておきたい」
「キッズケータイと子どもGPS、どっちがいいの?」
そんな悩みを持つパパママ向けに、
子どもにGPSを持たせるメリット・デメリット・注意点をまとめました。
姉妹サイト「こどもGPS研究所」では、実際に20機種以上・のべ30台以上を使って検証してきました。
その経験をもとに、こどもGPSナビでは“初めてでも分かりやすく”という視点で整理しています。
最初に結論:こんな家庭なら子どもGPSは「アリ」です
いきなりですが、所長もふとしての結論から。
次のようなご家庭には、子どもGPSはかなり相性が良い道具です。
- 小学校に入りたてで、一人での登下校が心配
- 共働きで、家に着いた時間をスマホから確認したい
- 学童や習い事の行き帰りも、位置を見守っておきたい
- キッズケータイほどの機能は要らないけれど「居場所だけ分かればいい」
- スマホやSNSはまだ持たせたくない
一方で、
- すべてをリアルタイムで把握できると思っている
- 「GPSさえあれば絶対に安全」と考えてしまいそう
という場合は、少し考え方の調整が必要です。
子どもGPSは「魔法の安全グッズ」ではありません。
あくまで親の不安を和らげ、子どもの自立をそっと後押しする道具だと考えると、うまく付き合えます。
子どもにGPSを持たせる主なメリット
メリット①:登下校や放課後の「見えない時間」が見える
一番大きいのは、「今どのあたりにいるか」が地図で分かる安心感です。
- いつもどおりのルートを歩いているか
- 帰宅が遅いときに、どの辺で足が止まっているか
こうした情報が分かるだけでも、
「今日は遅いけど、ちゃんと家に向かっているから大丈夫だな」と判断しやすくなります。

メリット②:万が一の「迷子・行方不明」の手がかりになる
こどもGPS研究所が子どもGPSに注目したきっかけのひとつは、
キャンプ場やお出かけ先で起きた行方不明のニュースでした。
「何も持っていないより、たとえ一番安いGPSでも持っていたら、手がかりが増える」。
これは実際に記事でも書き続けている、所長もふの正直な思いです。
- キャンプ・旅行・大型ショッピングモール
- 人が多いイベント・テーマパーク
こういった場所では、「もしはぐれてしまったときに、最後にいたあたりが分かる」だけでも大きな意味があります。
メリット③:キッズケータイより気軽に持たせやすいことも
キッズケータイは通話ができる反面、
- 学校によっては、校内で先生に預ける必要がある
- 居場所の検索に追加の通信料がかかることがある
- 親と同じ携帯キャリアでないと契約が難しい場合がある
といったハードルがあります。
一方で子どもGPSは、
- 「基本は居場所だけ」で、余計な機能が少ない
- 学校のルール次第では、ランドセルの中に入れて通学しやすい
- 親のキャリアに関係なく契約できる機種が多い
という特徴があり、「小学校低学年〜中学年のあいだだけ持たせたい」家庭とは特に相性が良いです。
メリット④:スマホやSNSをまだ持たせたくない家庭にも合う
スマホは非常に便利ですが、その半面、
- 友達との連絡アプリやSNSとの付き合い方
- ネット上のトラブルや依存
といった心配も増えます。
「連絡はまだ家の電話と親のスマホで十分」「子どもには、もう少し大きくなるまでSNSは触らせたくない」 という家庭にとって、子どもGPSは“位置だけ分かる”ちょうどよい選択肢になってくれます。
子どもGPSのデメリット・注意点
デメリット①:「何でも分かる道具」ではない
子どもGPSは、スマホやカーナビのように完全なリアルタイムではありません。
- 位置情報は、1〜3分ごとなど決まった間隔で送信される
- サーバー経由で親のスマホに届くため、少し時間差がある
- 屋内・地下ではWi-Fiや基地局の情報に引っ張られ、場所がずれることがある
そのため、
- 学校にいるのに、アプリ上では校門付近にいるように見える
- 家にいるのに、地図上では隣の家にいる表示になる
といったことはどの機種でも起こりうる現象です。
「位置が毎秒ぴったり動くカーナビ」と同じものだと思ってしまうと、
どの機種を買っても不満が残ってしまいます。
デメリット②:子どもが「監視されている」と感じることも
子どもによっては、
- 「ずっと見られているみたいでイヤだ」
- 「信じられていない気がする」
と感じる場合もあります。
なので、持たせる前にできるだけ、
- 危ない目にあわないようにするために持たせたい
- 迷子になったときに早く見つけるための“おまもり”だよ
といった親の気持ちを言葉にして伝えることが大切です。
デメリット③:充電・持ち歩き・落下など「運用の手間」
子どもGPSは、日常的な「ひと手間」も発生します。
- 毎晩の充電を忘れると、肝心なときに電池切れになる
- ランドセルのポケットに入れていると、落としたり踏んで壊すことがある
- 習い事用のかばんに入れ替えるのを忘れて、位置が分からない日が出る
こどもGPS研究所の検証でも、ポケットに入れていて落としたり、踏んで壊してしまった経験があり、 「専用ケースやしっかりした取り付け方」の重要性を強く感じました。

デメリット④:毎月のコストがかかる
子どもGPSは、スマホのように通信料込みのサービスなので、
- 本体代
- 月額料金(または年額)
- 事務手数料など
を合わせたコストがかかります。
ただし、3年トータルで見たときの1か月あたりの実質コストは600〜900円台に収まる機種が多く、 1日あたりにすると20〜30円程度の安心代というイメージになります。
「キッズケータイやスマホじゃダメ?」所長もふがGPSを選んだ理由
こどもGPS研究所では、キッズケータイではなく子どもGPSを選んだ理由も記事にしています。
主なポイントは次のとおりです。
- 学校によっては、キッズケータイは到着後に先生へ預ける必要がある
→ 登下校のあいだに位置を把握するには、GPSのほうが向いている - キッズケータイは、居場所検索のたびに通信料がかかるプランもある
- 親と同じキャリアを使う必要があったり、料金体系がややこしい
- 低学年のうちは「電話でやりとりする場面」がそれほど多くない家庭もある
そのため、所長もふの家庭では、
- 通学や普段の見守り:子どもGPS
- どうしても通話が必要なとき:親の格安SIMスマホを貸す
という運用で、「GPS+必要なときだけスマホ」の組み合わせに落ち着いた時期もありました。
どれが正解というわけではなく、
「うちのライフスタイルだと、どこまでの機能が必要か」を考えることが大切です。
実際に使って分かった「うまく付き合うコツ」
コツ①:「ずっと見る」のではなく「流れを見る」
子どもが心配なときほど、アプリを何度も開いて位置を見たくなります。
ですが、更新間隔や電波の関係で、数分単位で場所がずれるのは普通です。
そこでおすすめなのが、
- 「学校を出たか」「家に近づいているか」など、動きの流れを見る
- 「いつもより明らかに遅い」ときだけ、アプリを開く
という使い方です。
コツ②:持たせる前に「親子でルール」を決めておく
たとえば、こんなルールをおすすめしています。
- 迷子になったら「その場からあまり動かない」
- 危険を感じたら、防犯ブザーやホイッスル、近くの大人を頼る
- GPSは「頑張っているあなたを見守るためのおまもり」だと伝える
キャンプ場や人が多い場所では、ライトやホイッスルをセットにして持たせるというアイデアも こどもGPS研究所の記事で紹介しています。

コツ③:つけ方・入れ方にひと工夫する
実際に使っていると、
- ランドセルのポケットに入れていたら落としてしまった
- 机の上に置きっぱなしで、登校時に持って行くのを忘れた
という“あるある”が必ず出てきます。
対策としては、
- ランドセルの側面や肩ベルトに専用ケースで固定する
- 「帰宅したら充電場所に戻す」を習慣にする
- 習い事用のかばんに移動させる日は、カレンダーやメモで親がサポート
といった「運用の工夫」がポイントになってきます。
まとめ:メリット・デメリットを知ったうえで、家庭に合う使い方を
子どもGPSは、
- 登下校や放課後の「見えない時間」を見える化してくれる
- 万が一の迷子・行方不明のときに、手がかりを増やしてくれる
- キッズケータイやスマホより、シンプルで持たせやすい場合がある
一方で、
- カーナビのようなリアルタイム精度ではない
- 子どもの気持ち・プライバシーへの配慮が必要
- 充電や持ち歩きなど、日々の“ひと手間”が発生する
というデメリットや注意点もあります。
それでも、所長もふとしては、
「低学年〜中学年の見守りには、うまく使えば非常に心強い道具」だと感じています。
ここまで読んで「うちには合いそうだな」と思ったら、 次は具体的にどの機種を選ぶかを見ていきましょう。